『佐藤明彦を語る』


高木隆&高嶋聖美組

TAKA&KIYO BALLROOM

DANCE TEAM

JDCラテンアメリカンA級

イーストジャパンファイナリスト

ー高木さんは長年佐藤明彦先生に師事していらっしゃいましたが

今は何方か日本人コーチャーには師事されているのですか?

(隆)佐藤先生が亡くなってから

 日本人のコーチャーには習っていないんです。

 僕は不器用なので新たに今から佐藤先生との師弟関係以上の物が

 築けるか、、という疑問もありましたし、そういう気持ちでレッスンを

 受けるのも失礼かと思って、、

 常に迷いはあります,これでいいのかと、、、

 でも以前なら次のレッスンで聞けばいいやと思って

 いたのが、今では二人で真剣に考えるようになりました。

 幸いAllanがいてくれるので来日した時やニューヨークに留学した時に

 まとめて聞くようにしています。

 (聖)彼は頑固で私の言う事も親の言う事も聞かないんです(笑)

 (隆)好きな選択をさせてもらいました(笑)

 -他には外国人のコーチャーに付かれているんですか?

 (隆)Lorraineは佐藤先生が亡くなってから定期的にとってくれる

 ようになって本当は僕達みたいなペーペーが受けられる

 先生じゃないんですけどそれも佐藤先生のお陰と思っています。

 (聖)Allanは男性がリード、女性がフォローメインなので

 女子は綺麗にウォークしていればいいと言われますけど

 それは男性が完璧なリードが出来るという前提があってなので、、、

 LorraineはよくWe Leadという言葉を使うんですけどLorraineに習うと

 女子がここまでやっていいのかというか、

 男性を逆にリードするというか、、

 佐藤先生もよくWe Leadと言っていたので、そういう意味では

 Lorraineと凄く重なります。

 (隆)Allanとは非なるものだよね

 (聖)うん、Allanとは全然違います。

 Allanの男性としてのイメージは好きなんですが、

 Allanのメソッドだけだと私は自分らしさを出せないと言うか

 誰がやっても同じ強くて従順な女子という感じになってしまうと

 思うのですが、Lorraineや佐藤先生が言っていた方法を取り入れて

 私の女性らしさというのが表現出来たらいいなと思っています。

 -高木組は外国人に負けないスタイルを持っていらっしゃいますよね

 (隆)佐藤先生にはそのルックスを生かしていないと言われました(笑)

 毎回ロンドンの練習会に行くと外国人が必死に踊っていて

 ああこれだった、、と思うんですが、、

 (聖)忘れているわけじぁないんですが、、

 前に外国人の先生に日本人はレッスン、練習、コンペと踊りを変える

 と言われたのを今思い出しました。

 本番だけ全力を出そうとするから結果力ばっかり入っちゃうのかな?

 (隆)昔は練習会で日本人には近づくなって言われていたみたいだよ

 目が血走っていて危ないからって(笑)

 (聖)以前Tone・Nyhagen先生の練習会に参加させてもらった時

 男と女が別々のヒートでフルパワーで踊るというのがあって、

 ビックリして、とても大変だったけどそういうのが足りないなって

 思いました。

 勿論一人では難しい所もありますけど一人で100%踊る事が

 出来れば二人で組んだとき相乗効果というか、

 掛け算みたいに表現の幅も広がって行くと思うんです。

 それが二人で踊る楽しいところラテンの本質的な事だと思うんです。

Toneにはプレゼンテーションという事を言われましたね

 やりたい事は分かるけど頭の先から手の先足の先までやらないと

 やったことにはならないと、、、

 (隆)とにかくやれ!という感じでした。

 ToneはロンドンでAllanと同じスタジオでレッスンしてたので

 僕達の事を見ていてくれたので国際試合の時も色々アドバイスを

 くれたりしてありがたかったです

 (聖)レッスンは厳しかったんですけどとっても暖かい人でした。

 (隆)僕は以前にコピーはダメだと言われてたんですが、

 最近Allanにもっと上手い人の踊りを見てまねをしろ

 と言われたんですよ。

 日本ではコーチャーがいないので練習会ではビデオが

 先生なんですが、まったく意識していないんですが佐藤先生に

 似ている所があるんです。根本にあるんですかね、、、

 SkyPefectTVの佐藤組ドキュメンタリーにもありましたが

 当日試合前に佐藤先生達は組んでステップとか確認しないんですが

 僕も前は試合前にパートナーと組んでいたんですが

 今は佐藤先生のビデオの意味が分かる

 自分自身に集中するというか

 組まなくても大丈夫と思えるようになりました。

 (聖)私も直前は確認したかったんですが、

 今は大丈夫と思えるようになりました。

 (隆)今思うとちゃんと背中をみていたんだなぁと思います。

 ー高木さんは佐藤組の現役時代をスタッフとして

  間近でみていらっしゃいましたね?

 (隆)佐藤先生の事で覚えているのは、

 普段はずっとシャドウをされていた事ですね。

 ずっとウォークしてるんです、2,3時間ずっと。

 そして試合前はその試合のラウンド数を踊りこみしてたんですけど

 一組だけで、もくもくと、、、

 (聖)普通出来ないですよね、文句言っちゃいそう、もっとこうしてとか

 (隆)うん、今の自分と照らし合わせたら出来るかな、、と思います

 やれないといけないですよね

 佐藤先生が亡くなった時に芝西組と自分達に出来ることは

 なんなのか、、と話しました、自分で這い上がらないといけない

 もっともっと名を残さないと、自分達が成績を出すしかない

 我武者羅にやるしかないと話したんです。

 Allanも心配してくれて日本人のコーチャーに習った方がいいと

 といってくれるんです。

 (聖)楠先生カップルもとても心配してくださって

 いつも気にかけてくれます、親戚の子みたいな感じで

 ファミリーのようにしてくれてるんです。

 (隆)それも佐藤先生の名前があるからだと思ってますし、

 いつも感謝の気持ちを忘れてはいけないと思っています。

 ー高木カップルの目指すダンスとは?

 (聖)男性と女性が一緒に踊る事で何倍も広がって行く事が

 出来るのがカップルダンスの醍醐味だと思いますし

 それが好きだからやっているのでそういうダンスを踊りたいですね。

 (隆)個人的には競技なのでスピードとパワーは大切だと思います

 Allanは①Music②Picture③Partneringそれが出来れば

 Speed&Powerはオートマティクと言っていますが

 それを壊すのではなくてバランスをとった上で

 自分達の自分達にしか出来ない踊りを追及したいと思っています。

 本当に苦しいですし迷いもありますけど

 もめることによって成長できる、ダンスに向かいあっていけると

 と信じて今を大切に頑張って行きたいと思います。

19&20 October 2012 WorldChampionship Professional Latin

Innsbruck

#佐藤明彦を語る

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